一般財団法人自然公園財団は、当社製品の納品先の一つです。自然公園財団が管理されている各施設のトイレなどに当社製品が使用されています。
納入施設一覧
都道府県 | 市町村・場所 | 支部名 |
---|---|---|
北海道 | 斜里町 | 知床支部 |
北海道 | 川上郡 | 川湯支部 |
北海道 | 釧路市 | 阿寒湖支部 |
北海道 | 千歳市 | 支笏湖支部 |
北海道 | 登別市 | 登別支部 |
北海道 | 有珠郡 | 昭和新山支部 |
青森県 | 十和田市 | 十和田支部 |
岩手県 | 八幡平市 | 八幡平支部 |
福島県 | 福島市 | 浄土平支部 |
栃木県 | 日光市 | 日光支部(霧降) |
長野県 | 松本市 | 上高地支部 |
鳥取県 | 西伯郡 | 鳥取支部・大山事業地 |
鳥取県 | 鳥取市 | 鳥取支部・鳥取砂丘 |
徳島県 | 鳴門市 | 鳴門支部 |
長崎県 | 雲仙市 | 雲仙支部 |
熊本県 | 阿蘇市 | 阿蘇支部 |
宮崎県 | えびの市 | えびの支部 |
鹿児島県 | 霧島市 | 高千穂河原支部 |
※当社の活動は、自然公園財団のホームページ(公園施設の維持管理・美化清掃)にて紹介されています。
公共トイレのバイオメンテ方式概要
1. 公共トイレのバイオメンテの定義
バイオメンテとは、ヒトと共生できる好気性微生物・植物および酵素・触媒等を使用個所に応じ て組合わせ、これらを用いてトイレのメンテナンス全般を行うとともに、悪臭を除去するために必 要な環境技術とする。ここでいうメンテ技術とは、既に公衆トイレ、学校、自然公園などの公共ト イレで多数の長期実験と好評価をもつバイオメンテ方式を基本とする。
2. 同バイオメンテ方式の目的
公共トイレの清掃、保守管理を遂行する上で、労働安全衛生に基づく作業環境の改善、トイレメンテにおける合理的で経済的な省資源・省力化対策ならびに薬害による二次汚染・汚濁防止対策などを達成するために管理・現場清掃作業関係双方の連繋を深め、トイレメンテの3K(きたない くさい・きつい)を一掃し、活力と魅力あるトイレ環境を創りあげることを目的とする。
3. バイオメンテ方式の基本構成フローと特徴
(1) 基本構成とフロー
A.ヒトと共生できる好気性微生物を主体とする。
B.同微生物群の第一増殖圏をトイレ洗浄水に、第二増殖活性圏を便器・汚濁床等被清掃域とし、第三バイオ活動圏をトイレ洗浄後の排水系とする。すなわち、ハングリーな第一増殖圏をバイオは、次の第二領域に入ると酸素同伴のクラスター化した水に便乗して、悪臭を発生する嫌気性菌圏内に入り、それらを攻撃して好気性菌領域を構築し、尿石・その元凶の尿有機物を吸収分解する。さらに上流側から流れてくる良質なバイオ水と豊富な有機物は、バイオ活性・増殖の場をつくりだす。
従来の化学薬剤によるメンテ方式とさらに異なる特徴は、トイレ以後の排水系内の活躍で、活性バイオは、排水管内の付着防止、金属腐蝕の防止、また、浄化槽、下水処理場では先住好気性微生物に同調してその浄化に寄与する。
(2)特徵
A.本方式で用いる好気性微生物は、数十個所以上の公衆トイレにおける実験結果、以下の 確認を得た。
(イ) 四季の変化・トイレ利用頻度に追随できる。
(口) 悪臭尿石の除去効果は、約半年継続する。
(ハ) 水道水に含有する次亜塩素酸ソーダの影響はうけない。
(二) 実験過程では、誤って高濃度酸塩素系尿石除去剤を便器内に散布したことがあったが、2~3週間で復元活性化し、高性能とライフを持続した。
(ホ) 実験したトイレのすべては、尿石付着のままで実施し、1~2週間以内に悪臭が消え、尿石は約1個月で無臭軟化し、2~3個月で崩落した。
(へ) 微生物は、培地形成器材すべてに長期定着させる機構としている。
B.バイオ全体の浄化作用は、自然界の自浄作用を基本にしている。そのため、微生物以外に酵素、触媒、植物系資材等を使用場所に応じて組合わしている。
C.バイオフィルターによるバイオ散水方式は、次のような効果がある。
(イ)パイオ洗浄水のとどかない便器外面、小便器下部のタレこぼし尿の床面・目地、その他の天井・壁面等の臭気除去効果等多目的。
(口) 非水洗トイレの清掃工程に組み入れることで、悪臭および便器・その周辺の汚れ防止効果。水洗浄による清掃後であれば、軽いスプレ(リンス)方式でよい。
※本フィルターは2~3箇所のトイレを持廻り使用している。
4. 悪臭、尿石除去対策のほか、従来のトイレメンテ方式と比較、以下のメリットあり
(1) トイレ清掃時およびトイレ使用時の室内環境が改善される。環境空気の浄化。
(2) 室内気相側の金属器具(弁類、配管、ドア蝶番、取手金具等)の結露障害(腐蝕・メッキ剥離現象)の抑制・防止が顕著。
(3) 液(水)相系の金属腐食破孔(金属配管系、金属(ステンレス・真鍮製)トラップ・目 皿)等の抑制効果が顕著。また、排水管系の尿石等による閉塞は皆無。
(4) 洗浄用水として、雨水槽を設ける場合、槽内がバイオ水に切替わるため水の防腐対策が不要で、即トイレ洗浄水として利用できる。また中水の利用にも同じことがいえるし、中空添加次亜塩素酸ソーダ量の減量に寄与する。
(5) 従来方式におけるヒトによる管理、現場作業の幾分かを24時間体制でバイオに代行することができるため、マンパワーの削減ができる。
※使用環境により効果が異なる場合があります。