会社沿革
1972~1980年 | 常温・常圧触媒の探索に入る |
1978~1980年 | 環境庁委託研究。年度別悪臭防止指導指針策定調査 |
1985年~ | ヘドロ化した止水池の泥土が、好気性微生物・藻類・ひかりの相互作用で砂になる現象を観察、自然の浄化技術の原点に着目 |
1989年 | 有限会社ホテイ産業研究所設立 ヒラメ養殖場の水の浄化・病害対策・養殖効率の向上を目指す |
1992年 | 木炭・竹炭の元素配列から、イオン化傾向の順位が高く、水の浄化・バイオ培地として、その活用を展開 |
1996年 | 神奈川県産業技術総合研究会選定による「1996年度産業技術支援事業』で製品化における技術体系を確立 |
1997年 | ヒラメの養殖場向け「バイオボールφ100」開発 |
1998年 | 第15回神奈川工業技術開発大賞 – 地域環境技術賞受賞 「微生物を利用したトイレの洗浄技術の開発」 小便器「バイオプレート」開発 多用途用「バイオフィルター」開発 |
2001年 | 洗濯機用バイオボール開発 トイレ用バイオボール開発 神奈川県と共同特許取得(第3150299号) 発明の名称「便器の汚れ、悪臭除去用具および便器の汚れや悪臭を除去する方法」 |
2003年 | 多用途用「マーキュリー」開発 |
2005年 | 大便器用「バイオポールR」開発 |
2011年 | 歯科診療所悪臭対策用「C.B.S(石膏トラップ用)」開発 |
2012年 | 特許取得(第5120902号) 発明の名称「石膏トラップの悪臭防止具」 |
2020年 | 小便器下置用「ディスクバイオプレート」開発 TOTO製小便器用「リングバイオプレート」開発 |
会社設立の経緯
1970年頃から、地球資源である化石燃料の枯渇に関する情報が世間に広まり始めました。当時、日本経済はまだ成長を続けており、産業も拡大の一途をたどっていました。しかし、深刻化する海や空の汚染に直面し、それを食い止めるのは人類の使命だと考えていたのが、創業者の今村定夫でした。
今村は、環境を浄化するための常温触媒技術を求め、世界中の企業を探し回りましたが、当時そのような技術を実用化している企業は見つかりませんでした。探索の過程で、異なる時代に誕生した2つの理論や技術に出会い、それらを環境浄化に応用するために研究に没頭しましたが、実用化への道は遠く険しいものでした。
そこで今村は、見つけた技術の一つに微生物の力を組み合わせることで、環境浄化に新たな可能性を見出そうと試みます。1986年末、実験池から採取したヘドロをガラス瓶に入れて観察していたところ、瓶の内側に小さな気泡が生じ、わずかに目視できる純白の生成物が確認されました。さらに、3年後にはヘドロの高さの4分の1まで成長した大小さまざまな色の砂状物質が現れ、これがすべて常温・常圧下で起こった現象であることが判明しました。
こうして、小さな砂状生成物の発見に目を見張り、観察し続けたことが弊社設立の原点となったのです。1972年に始まった常温触媒の探索は、多くの困難や試行錯誤を伴いながらも、いくつかの理論と技術を交差させ、微生物を加えることで合理的な環境浄化技術の確立につながるという確信を得ました。
そして1989年4月、飄々とした布袋尊のように柔軟で包容力のある姿勢を象徴に掲げ、『有限会社ホテイ産業研究所』が誕生しました。
特許
神奈川県と共同特許取得(特許第3150299号)
発明の名称「便器の汚れ・悪臭除去用具および便器の汚れや悪臭を除去する方法」
受賞歴
2000年(平成12年) 東久邇宮記念賞受賞
2000年(平成12年) 東久邇宮記念賞受賞(裏)
1998年(平成10年) 神奈川工業技術開発大賞 地域環境技術賞受賞
1998年(平成10年) 発明協会神奈川県支部部長賞